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生活習慣と歯

いくつかのブログでもお伝えしているように、歯周病を予防するうえで、一番大切なことは日々の歯磨きで汚れを落とすことです。そして、プラスして定期的な歯科検診と日々の生活習慣、を整えることも重要になります。



疲れているときや寝不足の時に歯ぐきが腫れたり、出血したりすることがあります。これは、体の免疫が下がり、お口の中で歯周病菌の力が強まるために起こります。

当院でも「よく食べてよく寝てくださいね」と言ってその日は、お薬持ってお帰りいただくこともあります。そういったときは、腫れが落ち着いてからのクリーニングという流れになります。

このように、免疫力が低下することで、歯周病は身体全体の状態と深く関わりがあり、歯ぐきにも影響が出てしまうんですね。

規則正しい生活習慣をおくることは、体の免疫を下げないためにも大切になりますので、今回は、生活習慣について考えていこうと思います。

免疫力とは

免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」のことです。免疫は一度病気にかかったら二度とかからない、あるいは抵抗ができる生体反応です。インフルエンザのウイルスや病原菌などの体にとっての異物が体内に侵入すると、体の免疫システムが働き、侵入してきた異物から体を守ってくれます。

さらに、体内で発生したがん細胞などにも対応します。つまり、免疫力が低くなると、がんやインフルエンザなどの様々な病気にかかりやすくなってしまうということです。

免疫力が下がる原因

生活習慣を整えることで、免疫力お上げていけますが、下がる原因は何かみていきましょう。

例えば、

・栄養バランスの乱れや暴飲暴食

・睡眠不足や不規則な生活

・ストレス

・喫煙

・年齢

・妊娠

など、いろいろな原因があります。 なぜ、これらが、免疫力低下につながるか見ていきましょう。

栄養バランスの乱れや暴飲暴食

からだ全体の約7割もの免疫細胞が集まっている腸内環境を良い状態を保つことが大切になってきます。腸の働きを活発にして、免疫力を高めるためには、1日3食、規則正しく食事をとることが大切です。

免疫力を高める特に重要な栄養素は、タンパク質と食物繊維。タンパク質で細胞を作り、食物繊維で腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える。そのほか、抗酸化作用(からだの中を錆びさせない)に優れた、ビタミンやミネラルも十分にとるとさらに良いでしょう。

睡眠不足や不規則な生活

寝ている時は、日中の活動で痛んだ細胞を修復するための成長ホルモンが多く出ます。睡眠不足になると、成長ホルモンが十分に分泌されず、免疫細胞が少なくなることにつながり、結果免疫力の低下となります。

また、不規則な生活をしていると体内時計が乱れることによって自律神経が乱れ、免疫力低下につながります。 体内時計を整えるために、朝は、太陽の光を浴びて心のバランスホルモンを分泌させましょう!

そして、良い睡眠に入れるように、夜は胃と頭を休ませた状態で寝るのが理想的です。食事は、寝る3時間前に済ませ、パソコンやケータイのブルーライトは寝る前に見ないことをお勧めします。

ストレス

ストレスを受けると、自律神経が乱れます。すると、内臓の働きが乱れ、抗体の分泌が下がり免疫力が弱まります。

ストレスを抱え込まないように、適度な運動でからだをリフレッシュしたり、趣味やを見つけるといいでしょう。しかし、過剰な運動はからだに大きなストレスがかかるため、あくまで、無理なく継続して長期的に行える程度の運動が良いといえるでしょう。

毎日笑顔で過ごすことが、免疫細胞の活性化にもつながります。

免疫力を上げるために

最初にも、言っていたように「よく食べてよく寝る」って大切なんです。昔からお母さん・お父さん・おばあちゃん・おじいちゃんに言われてたことって大切なんですね。

免疫力を高めて、病気や炎症を予防するためには、全てにおいてバランスが大事です。偏って過度になるのは、避けましょう。また、「しなければならない」などになってしまうような考え方になってしまうと、ストレスになってしまいますので、いくら健康に良いと言っても、ストレスを感じてまで無理して続けないようにしましょう。