2022/12/18
そもそも、口の中でどうやって虫歯や歯垢がついてしまうかというと、私たちの口の中には、たくさんの菌がいて、その菌たちは口の中に入ってきた「糖」を餌に悪さをし始めます。菌は、糖を食べると、酸を体から出します。この酸が歯を溶かします。ネバネバしていて、長時間くっついてしまう食べ物や、糖を含んだ食べ物が歯に悪影響をもたらすと言えるでしょう。
歯に悪い食べ物
停滞性食品と、酸性食品と言われるもの
停滞性食品とは
歯にまとわりつきやすい食べ物は、ネバネバしていて汚れが取れにくく唾液も出にくいため虫歯になりやすい。
例えば、キャラメル・チョコレートなどのお菓子類、ポテトチップス、菓子パン、ドライフルーツなど。これらは、大量の砂糖を含むだけではなく、歯にべったりとくっつきます。
酸性食品とは
酸性度の高い食品。歯は、酸に弱いのでph値の低い食品は注意してほしい。歯のエナメル質は「ph5.5」以下の酸に弱い。
例えば、酢の物、レモン等の柑橘系、炭酸飲料、スポーツ飲料、栄養ドリンク
「噛む」ということも大事です
柔らかい料理は、あまり噛まずに食べられます。
柔らかい料理というのは、カレーライスや焼きそば、アイスクリーム、スパゲッティ、オムレツなど。
噛むということをしないと、顎が成長しなくなります。噛み合わせや歯並び、発音に影響が出る、顔の筋肉が発達しないと症状も乏しくなります。
さらに歯や歯への周りの組織への刺激が減って、新陳代謝が悪くなり歯周病の原因になる。
噛まないので、ツバの分泌も少なく、歯の汚れが洗浄されず、虫歯の原因になるという結果もあります。
忙しい毎日でも、ゆっくり食事の時間をとって、歯応えのある食べ物を献立に増やし、一口30回ほど噛むように心がけましょう。
アルコールに関して
アルコール類を飲むと、口の中の水分がない時はありませんか?
これは口の中のツバの分泌量が減少し、自然の口内洗浄機能が損なわれるため、間接的に歯の健康を悪化させます。
虫歯のリスクが高い順は、白ワイン>赤ワイン>ビール>日本酒
ウィスキーやブランデーは比較的安心です。また、柑橘系でのソーダ割よりは、水やお湯、お茶割りをおすすめします。
しかし、日常生活において、これらを避けるわけにはいきません。柔らかい料理だって、お菓子だって食生活には欠かせません。
歯に悪い食べ物を食べた後には、念入りに歯磨きするように心掛けましょう!