2022/05/01
メタルボンドセラミックとは
貴金属のフレームにセラミック100%が焼き付けたものです。
見た目が綺麗で、強度も強いので、ブリッジなどに使われることも多いです。
50年以上使用されている材質であるメタルボンドは、信頼性のある被せ物だなぁと思います。
メタルボンドセラミックはこんな人にお勧め
審美性に最も優れているオールセラミックより、メタルボンドが適用される理由は、強度です。
歯ぎしりや食いしばりをする方や、奥歯で硬いものを噛むとき、オールセラミッククラウンでは欠けてしまうことがあります。
長所
金属で裏打ちしているため、割れにくく強度に優れている。
高精度であり、汚れがつきにくいため、歯周病や2次虫歯になるリスクが低くなる。
貴金属フレームを使用しているため、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色や金属アレルギーが起こる可能性が低くなる。
短所
金属を使用しているので、金属アレルギーのある患者様は使用出来ない場合がある。
保険外治療のため、費用は保険に比べてかかる。
当院のメタルボンドセラミックの金額と保証期間
¥104,500(税込) 保証期間 10年間(半年に一度の定期検診が必要)
セラミックを長持ちさせるために
セラミックは、しっかりとケアをしていれば長期にわたってその品質が維持されます。しかし、わたしたちのお口の中は年齢と共に必ず変化していきます。今後、虫歯や歯周病のリスクも、ゼロではありません。セラミックを入れた歯も含め、しっかりとセアしていなければ、虫歯になり被せ物を交換しなくてはなりません。歯ぐきが下がって大きな隙間ができたならば、被せ物の交換する場合があります。
そんな事態を防ぎ、セラミックを長く使うために、定期検診や毎日のセルフケアが大切になってきます。
スタッフの個人的な意見
メタルボンドセラミックは、強度もあるため、力のかかる奥歯やブリッジの際にお勧めです。歯ぎしりや噛み合わせの強い方にもいいと思います。
前歯に関しては、歯ぐきが痩せてきたときに内側のフレームの金属が見えてくることもあるので、オールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウンが綺麗でいいなぁと思います。
重要視していること(丈夫さや再発のリスク、安全性など)をよく自分の中で整理し、選択をするといいと思います。しかしながら歯医者の知識のない患者さんにとっては、どうすればいいの?!となることもあるでしょう。
自分が信頼している歯医者さんで、トリートメントコーディネーターやスタッフ、先生とどうしていけばいいのか一緒に考えましょうね。