2022/05/31
銀歯の寿命
おおよそ2年~5年ほどで取り替えが必要だとされています。
銀歯の材質は銀ですし、単純に耐久性自体はそれなりに高いですが、長年使用することで起こる金属イオンの溶け出しや、さらに劣化によって歯との間に隙間が生じることから、もしそのまま使用し続けた場合、金属イオンの溶け出しによって歯肉が黒く変色してしまいますし、歯との間に隙間が生じることで2次虫歯を引き起こしてしまいます。
ちなみに、金属であるため割れや欠けは起きにくく、破損が原因による寿命はまずありません。
なぜ保険は汚れがつきやすい金属やプラスチックしかないの??
国は保険治療で最低限の治療をしようとしているからです。
驚かれるような事かもしれませんが一般的な保険診療で使われている歯科材料は最低限のものです。
これは国が定めたルールです。
どんな時にどんな材料を使ってどういう処置をするのだ。と細かいルールが決められています。
保険治療の被せ物や詰め物はさびたりして汚れが付着しやすい
歯と被せ物、つめものの境目に隙間ができたり、汚れがつきやすくなります。折れる原因になったり、2次虫歯になる原因となります。銀歯を除去して虫歯をとるとさらに大きく削りなおさなくてはいけません。再治療が必要になってきます。
この悪循環が続くことで、歯の寿命も縮まり、患者さんも何度も通わないといけない、いずれかは抜歯になってしまう。。心身ともに疲れてしまいます。
また、汚れがつきやすいのは虫歯の他にも口臭の原因になります。
保険治療の被せ物や詰め物は取れやすい
どうして?
それは、銀歯と歯を接着している接着剤が溶け出してしまうからです。さらに、接着剤は唾液に溶け出しやすいという欠点まで。。溶け出したすき間に汚れや水分が入って虫歯やとれる原因になってしまうのです。
私たちスタッフがお伝えしたいこと
このようなことを知っているから私たちは自分の家族や大切な人には、ほぼ勧めません。毎日会ういろんな方のお話を聞いて、歯って1本1本、大切だな~と歯を残す大事さを感じてます。
銀歯のメリットはその場のお支払い金額が安いということ。これくらいしか思い浮かびません!!何度も入れ替えているのなら、他のものの方が安い場合もあります。
もちろん、保険の被せ物や詰め物が入っている場合、定期的に銀歯との間に虫歯ができていないかチェックしてもらうことも重要です。
よく考え、相談して自分にとってベストなものを入れましょう!!