2022/02/27
最近は、患者さんから「セラミック」という言葉を聞くことが増えましたね。
保険適用外ですが、選ぶ選択肢が増え自分がいいと思ったのを選んで入れられるようになりました。まだ聞きなれていない人や、周りにセラミックをいれている人が少ないと選択肢の一つにもなりませんよね。このブログを読んで選択肢の一つとなっていただければ幸いです。
セラミックはどんなもの?どんな特性があるの?
セラミックは、天然歯の複雑な色合いを表現できるため、治療した歯との見分けがつかないほど自然できれい、体に悪影響や強い刺激を与えず、材料の機能と耐久性を保つ事のできる差し歯を作れます。からだに優しく、長持ちするという事です。一般的な銀歯は数種類の金属を混ぜた合金でできているため、長く使用するとその中に含まれる金属(スズ・ニッケル・パラジウム・銅など)がイオン化して溶け出すことで、金属アレルギーを引き起こしたり、周囲の歯ぐきを黒く変色させたりしてしまいます。セラミックは、長期間使用しても変色したり、有害物質が溶け出したりすることがないため、安心して使用することができます。
セラミックは変色しない?
長く使用してもセラミックは変色しません。お皿(陶器)と同じ材質ですので、水分の吸収もなければ熱や水分により成分が溶け出ることもありません。
セラミックの金額
つめもの(セラミックインレー)
小臼歯 44,000円(税込)
大臼歯 55,000円(税込)
かぶせもの(セラミッククラウン)
ハイブリッドセラミック 55,000円(税込)
(金属のフレームにプラスチックとセラミックが混ざったものが焼き付けてあります)
メタルボンドセラミック 104,500円(税込)
(金属フレームにセラミックが焼き付けてあります)
オールセラミッククラウン 104,500円(税込)
(全てセラミック)
ジルコニアセラミッククラウン 126,500円(税込)
(人工ダイヤモンドが入っているため強度があります)
セラミックのメリット・デメリット
①保険適用の金属
メリット
●金属のため、強度があり力がかかってもいい場所に使える。
●値段が安い。
デメリット
●金属なので見た目が良くない。
●時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高い。
(錆びにくい金属である貴金属は、保険では使えない)
②保険適用外のセラミック
メリット
●非常に見た目が良く、ほとんど変色しない。汚れ(プラーク)が付きにくい。
●金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーが起こる可能性が低い。
デメリット
●保険外の治療なので、値段が高い。
私たちがセラミックをお勧めする理由
わたしたちはセラミックの特性を知っていて、その良さを患者さんに知ってほしいからです。セラミックと銀歯の違いをきちんと説明するのは患者さんへのマナーかと思っています。しかし患者さんにとっては、高いものを勧められたと思われる方もいらっしゃるので難しい問題です。
一度保険のつめもの被せ物を入れた歯のフチからまた虫歯になったことはありませんか?保険のつめもの被せ物がよく取れることはありませんか?金属の周りの歯に磨き残しがあり歯茎が腫れたり、腫れてると言われたりしませんか?
何度も虫歯を繰り返すたびに残っているあなたの歯は、小さくなっていきます。強度がなくなり歯が割れてしまったら?そのうち歯を残せなくってしまったら?たった1本の歯がなくなることで、お口全体の崩壊が始まります。
リスクを減らすために、からだに優しい、長持ちするセラミックの材質をお勧めいたします。もちろん、定期検診と日々のケアも大事ですよ。
口元がきれいだと、自分自身のモチベーションUPにも繋がりますよね!
かぶせものを入れる際、歯並びや咬み合わせなども気になっている場合は、一緒にご相談もどうぞお気軽に言ってくださいね。理想の口元に近づけるよう、ご要望お待ちしております。
自分の歯にはどのつめもの・かぶせものが合っているのかな?種類が多くてわからない!と思いますよね。当院には、ひとりひとりの患者さんにあった材質をトリートメントコーディネーター(ブログ参照)が在住してます!ご相談ください。きっとあなたに合ったかぶせもの・つめものが見つかると思います。